介護をするとなると肉体的にも精神的にも、そして精神的にのすり減ることがあります。
特に仕事をしながらの介護は日々の自分の暮らしに介護の大変さがプラスされるので本当に厳しいです。
今回は介護で仕事が出来ないときに試して欲しいこと。そしてどうすればもっと介護と仕事が両立でき、それぞれに負担を減らせるか考えていきます。
仕事が出来ない介護のポイントはどこか?

まずは介護のどこで時間を使うのか調べよう
仕事と介護の両立は難しいが、まずは介護のどういうポイントが仕事が出来ない原因になっているか分析していきましょう。
家庭にもよると思いますが、施設介護(施設に親が入っている)、在宅介護、自宅で介護の大変さは変わっていきます。

下の施設介護は金銭的には厳しいが肉体的ストレスは少ない
仕事が出来ない状態も様々だと思いますが、仕事が難しい介護形態としては「自宅介護 > 施設介護」となります。(もちろん状況は様々)
介護レベルにもよる所もあるので一概には言えませんが、自分で動かないといけないケースが増えるのは自宅介護でしょうか。
自宅介護で仕事が出来ない理由
まずは自宅介護で仕事が出来ないケースを考えてみましょう。
- 自分で生活周りが出来ないので手伝いにいくと1日終わる
- 仕事の合間に食事を作ったり洗濯したりすると時間がかかる
- 両親が遠方に住んでいて往復で時間がかかる
- 痴呆が入ってしまっていて、長時間一緒にいないと心配
あくまでも例ですが、上記の様なことが実際に私の周りでも起きています。
在宅介護で仕事が出来ない理由
次に在宅介護で仕事が出来ないケースです。自宅介護よりもプロにお任せする時間が長いので自宅介護よりも仕事が出来る時間が増えそうです。
しかし、金銭的負担は自分たちで介護するよりも上がります。
- 介護サービスの頻度が少なく結局家で面倒をみる割合が大きい
- デイサービスを頼んでいるが、それ以外の時に気になって気が休まらない(家を空けられない)
- デイサービスを毎日呼ぶことが出来なく、仕事が出来ない
在宅はデイサービス等を活用することが望ましいですが、毎日お願いするには費用がかかります。
デイサービスを使用してもなかなか気が休まらず仕事ができないという人もいます。
施設介護で仕事が出来ない理由
施設介護だとかなり時間は確保しやすいです。しかし、施設によっては洗濯や日常生活などは自分でやらなければいけないこともあり、結果家族が通うということが発生します。
この頻度が上がれば上がるほど施設と家を行き来する労力が上がってしまいます。
- 介護施設によっては家と施設を行き来しないといけない
- 日常生活の助けが必要になる
どんな介護形態であろうと人の生活の数だけ悩みや負担があるものです。
▶「親の介護」と「自分の仕事」の両立する方法は無理をしないこと!便利なサービスを使うのがコツ
介護の負担を減らす方法

介護で自分の仕事が出来ないときに見直すポイントは以下の通りです。
- ある程度は介護が出来ないことを諦める
- 自分が出来る介護の範囲を少なくする
- 1時間から使える介護サービスとデイサービスを併用する
ある程度は介護が出来ないことを諦める
親の介護を諦めるのは全然酷いことではありません。問題は仕事を辞めて稼ぎが少なくなって、介護費用の負担が増えることです。
介護する側が体調を崩したら元も子もありません。まずは介護する側の体調が万全じゃないといけませんので、諦めることも大切です。
親と話し合い、自分が出来る範囲と介護サービスを併用することをオススメします。
自分が出来る介護の範囲を少なくする
どこまで自分がやるか、出来るのか明確にする必要があります。土日だけ介護をして、平日はデイサービスと介護サービスと併用。
仕事が辞めたくて仕方ないなら仕事を優先にしなくていいですが、仕事を続けた方がメリットが多いです。
仕事を優先に考えてどこまで出来るか明確にしたほうがいいでしょう。
1時間から使える介護サービスとデイサービスを併用する
仕事を続けるためにはデイサービスなどの介護サービスをうまく使いましょう。既にデイサービスを使っている家庭も多いと思いますが、そこに+αで新しい介護サービスを検討することをオススメします。
自分が出来ることをやる。しかし家族の体調が資本

介護は大変です。しかし、大変でも自分のことを愛してくれた親のことなので無下には出来ません。
親だからこそ、一生懸命になってしまいますよね。
しかし、親が介護を必要としているからこそ、自分が倒れたら大変です。自分と家族の体調を守りながら、自分の親の介護を一生懸命やっていきましょう。
自分が出来ることを最大限やればいいと思います。無理は禁物です。多少手を抜いても誰も責めません。
仕事と家族を大切にするために、無理をしないように。介護は長く続く恐れがあるからこそ、自分を守っていきましょう。
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