低音の耳鳴り、特に「ボー」「ブーン」「ドクドク」などの音がして困っている方からの相談をよく頂きます。今回の記事では耳鳴り、特に低音の耳鳴りについて詳しく解説していきます。
低音の耳鳴りがする場合、疑うべき病気は3種類。「メニエール病」、「突発性難聴」、「低音障害型感音難聴」。また原因と治療法、対策方法も併せて紹介します。
記事のポイント
- 低音の耳鳴りは病気の可能性がある
- メニエール病、突発性難聴、低音障害型感音難聴は低音の耳鳴りが続く
- 症状が続いている場合は耳鼻科へ
- ストレス、睡眠不足などが原因
低音の耳鳴りが起きる原因
低音の耳鳴りが起きる原因はストレス、疲労(追われるような忙しい毎日)、睡眠不足、運動不足が原因と言われています。ストレスにより耳の一部の機能が働きづらくなるためです。

上の画像の内耳という部分にリンパ液が滞ることで耳鳴りや難聴が起きます。通常、リンパ液は内耳を満たしているものですが、ストレスや疲労、血流が悪くなることでリンパ液が異常に増えてしまいます。
耳鳴りの多くは一時的なものです。しかし、低音の耳鳴りが続く場合は病気が潜んでいるかもしれません。ストレス、加齢、風邪、疲れが原因で、耳鳴りや難聴が一時的に起きることもあります。
低音の耳鳴りが起こるメニエール病、突発性難聴、低音障害型感音難聴はストレスが原因で起こると言われています。
低音の耳鳴りがするときに疑うべき病気
耳鳴りの多くは一時的な物が多いですが、低音が続く耳鳴りの場合は以下の病気を疑ってもいいでしょう。
メニエール病
ストレスにより内耳のリンパ液が増えすぎることによって起こる病気。若い人~高齢者まで幅広い年代の人が発症する。世界的に増加傾向で、ストレス過多の毎日を過ごす現代病の一つ。
メニエール病は女性がかかる病気と思っている人もいるかもしれませんが、男性も起こります。
突発性難聴
ある日突然、片耳が聞こえなくなる(聞こえづらくなる)病気。原因は解明されていないが、ストレスや疲労が原因と言われている。耳鳴りが伴うことが多いです。
症状は片耳で起きることがほとんどです。誰でも起きる病気で年齢や性別は関係ありません。
低音障害型感音難聴
聴力検査をすると低音のみ聴力が低下している。会話音域は障害がなく聞こえが悪くなっている自覚がないことが多い。ぼーという音や音が2重に聞こえたりする。
低音のみ聴力が悪い場合には治りやすいが、再発することが多い。一部の方は激しいめまいを伴うメニエール病に移行することも分かってきました。低音域のみ悪い突発性難聴を低音障害型感音性難聴と呼び、突発性難聴とは分けて考えられています。
低音(ボー・ブーン・ブーなど)の耳鳴り音の特徴
疑う病気名 | 低音の種類 | その他の症状 |
メニエール病 |
ブーン、ブー、ゴー、ザー、ザーザー |
めまいや吐き気なども伴う。 定期的に症状が起きる |
突発性難聴 | ブーン、ブー、ボー、ザーザー、トクントクン | 音が聞こえづらい、片耳で起きる 突然聞こえづらくなる |
低音障害型感音難聴 | ボー | 響いて聞こえる、2重に聞こえる |
そのほか耳鳴りの音の種類
耳鳴りの種類 | 耳鳴りの原因 | 注意点 |
ザーザー | 血流の音 | 突発性難聴、メニエールの可能性あり |
スースー | 呼吸音 | |
コツコツ | 筋肉が収縮する音 | |
トクントクン | 血管音や鼓動音 | 突発性難聴、メニエールの可能性あり 脳梗塞、脳出血の可能性もあり |
ドクンドクン | 血管音や鼓動音 | 突発性難聴、メニエールの可能性あり 脳梗塞、脳出血の可能性もあり |
ザーザー | 血管音や鼓動音 | 突発性難聴、メニエールの可能性あり 脳梗塞、脳出血の可能性もあり |
血流関係の音(ザーザー、サー)は脳の音が聞こえている可能性もあります。この場合、病院に行くことをオススメします。
耳鳴りの対処法
メニエール病と低音障害型感音性難聴は症状が繰り返すことが多いです。そのために、日々の生活の中でストレス・過労・睡眠不足を出来るだけ回避することが大切です。
今日から出来る耳鳴り対処法
- 食事は栄養バランスをしっかり考える
- ウォーキングやジョギングなど日常的に運動をする
- 寝具の見直し、寝る前にスマホなど見ないなど睡眠時間の確保、質の向上
- 趣味をしてストレス発散
特に睡眠は重要です。睡眠時間の確保&質の向上を目指しましょう。
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耳鳴りに効くツボ
耳鳴りに効くツボがあるそうです。あくまでも応急処置になります。
ツボを押すことで血流が良くなり耳鳴りが解消することはあるです。しかし、血流が滞っている場合。メニエール病や突発性難聴などはツボを押しても解消されませんのでご注意下さい。
耳鳴りに効く食べ物や栄養素

耳鳴りにはビタミンB12、ビタミンC、亜鉛、葉酸が効果的と言われています。昔からの民間薬としてハチの子も使用されてきています。
これらの栄養素を積極的に摂取することは耳鳴り予防に繋がります。詳しくは以下の記事から
おすすめ記事:耳鳴りや難聴に効く食べ物や栄養素は?おすすめレシピも紹介
まとめ
低音の耳鳴りの原因と対処法などを見てきました。日々の生活を改善しストレスを溜めないことは非常に大切です。耳鳴りの音の種類によっては脳の病気が隠れている可能性もあります。
耳鳴りが1週間続く場合は耳鼻科に行くようにしましょう。それ以上遅くなると聴力が戻らなかったりする恐れもあるので注意が必要です。
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