ひどくなると「うつ病」や「難聴」など重病を引き起こす耳鳴り。全国でもおそよ300万人が悩んでいると言われています。今回はそんな耳鳴りを簡単に治せる方法を紹介していきます。
耳鳴りの治し方の前に耳鳴りの原因を知る
耳鳴りは様々な要因によって起こります。最近の研究では耳鳴りの原因は、難聴が伴うケースが非常に多いと言われています。ここでは一般的に言われている耳鳴りの原因をみていきましょう。
自分がどのくらいの難聴か確認したい場合、は以下の記事を先に読むと理解が深まります。
関連記事:難聴のレベル(程度)について|聴力レベルが分かる表などを解説
耳鳴りの原因1:難聴
耳鳴りが起きている患者さんに聴力検査を実施すると約80%以上の人が難聴になっています。このような場合は、メニエール病や突発性難聴など内耳になにかしら原因がある場合が多いです。
耳鳴りの原因2:更年期障害や高血圧、心因性など
聴力検査をして聴力に異常がない場合は別の要因があると言われています。特に耳鳴りに関連していると言われているのが更年期障害、高血圧、低血圧、心因性などです。
耳鳴りの原因3:脳腫瘍など
特に気をつけたいのが脳腫瘍です。音は実は耳で聞いているのではなく脳で聞いています。脳腫瘍が出来ている場合、初期症状として2~3か月の間、片側の耳で耳鳴りが起きているケースがあります。
耳鳴りの原因4:ストレスや生活習慣病
ストレスにより自律神経が乱れると耳鳴りが起きることがあります。ストレスを感じると交感神経が活発になり、身体は緊張状態となります。この状態が続くと体調不良や耳鳴りが引き起こされます。
関連記事:
耳鳴りはストレスが原因?予防法や受診の目安「トクントクン」「ザーザー」音は要注意
耳鳴りを簡単に治す方法
耳鳴りの原因を紹介してきました。ストレスや生活習慣病、自律神経からの耳鳴りは生活を見直すことで改善することが出来ます。
耳鳴りを治す方法1:睡眠をしっかりとる
基本的なことですが睡眠をしっかりとることは耳鳴り対策としては有効です。耳鳴りは心因性から起こる場合があり、睡眠障害は耳鳴りを強くする一つに要因と言われています。
寝つきが悪い、すぐ目が覚めてしまう方で耳鳴りがある場合は病院に行ってアドバイスを頂くといいでしょう。
耳鳴りを治す方法2:血流をよくする 散歩やウォーキング、ストレッチ
ストレスにより自律神経が乱れることで難聴は引き起こされると紹介しました。交感神経が乱れると筋肉が硬直します。血流をよくするために散歩やウォーキングなど体を動かし、血流をよくするように努めましょう。
ストレッチは家の中でも出来るのでオススメです。
耳鳴りを治す方法3:ビタミンB12を摂取する
ビタミンB12には末梢神経の代謝を改善する作用があり、耳鳴りやめまいの治療薬としても使われています。貝類(あさり、しじみ、かきなど)、青背の魚(いわし、さんま、かつおなど)、レバーなどに多く含まれていますので食事に積極的にとり入れましょう。
食事で摂取が難しい場合、ビタミンB12のサプリメントで補うことも出来ます。あなたのライフスタイルに合わせて選ぶのがいいでしょう。
耳鳴りを治す方法4:耳鳴りを意識しない環境づくり
耳鳴りは静かな環境にいると気になると思います。この気になるという意識が耳鳴りのストレスになり、そのストレスが耳鳴りを更に強くする要因とも言われています。
音楽をかけたり、趣味に没頭したり、友人や家族との会話を楽しんだりと少しずつ環境を変えていくように心がけましょう。
耳鳴りを治す方法5:温泉などで体をあたため&ほぐす
温泉やお風呂は体を温め、筋肉の緊張をほぐす効果があります。ストレス緩和にもなり、非常にオススメです。温泉の種類によっては耳鳴りや倦怠感、疲労感を取る効能をうたっている場所もあります。
耳鳴りを治す方法6:足から耳鳴りを治す
めまいや耳鳴りは足から改善出来ることもあるそうです。ユーチューバーの方が紹介しているこの方法も非常に為になる内容です。
耳鳴りは簡単に治せる!だけど注意も
耳鳴りを簡単に治す6つの方法を紹介してきました。耳鳴りは治りづらいとは言われていますが治ったという方もいます。今日紹介した6つの方法で耳鳴りを治していきましょう。
ただし、記事の最初の方でも紹介しましたが、難聴や他の病気が原因で耳鳴りが起きている可能性もあります。気になる方は耳鼻科の受診をオススメします。