キユーピー介護食「さつまいもと豆のきんとん」|UDF3舌でつぶせる やわらか食

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今回はキユーピーから販売されている、市販のレトルト介護食「さつまいもと豆のきんとん」の詳細レビューです。

ユニバーサルデザインフード(UDF)区分だと「舌でつぶせる」に分類され、介護食では下から2番目のやわらかさです。

「しっとりなめらかさのあるさつまいもと豆のきんとんです。練りごまの風味をきかせ、ほんのり甘めに仕上げた」一品になっています。

「噛む力や飲み込む力が衰えてきて食事を見直したい」という人におすすめの介護食です。

*前後のキユーピー介護食

←KP12大根の鶏そぼろあん

KP13さつまいもと豆のきんとん

KP14→かつ煮味

※番号は介護食Zの独自番号

今回の区分は「舌でつぶせる」

← 歯ぐきでつぶせる

舌でつぶせる かまなくてよい→

←更にかたい ここの区分 更にやわらかい→

「さつまいもと豆のきんとん」はユニバーサルデザインフードの「舌でつぶせる」に分類されています。

見た目がより一般食に近いのは「歯ぐきでつぶせる」。
ペースト状に近づき、更に柔らかい区分は「かまなくてよい」という区分になります。

ユニバーサルデザインフードの区分では4つの分類の中で2番目にやわらかい区分です。

舌でつぶせる介護食・流動食の特徴:

噛む力の目安 細かくてやわらかければ食べられる
飲み込む力の目安 水やお茶が飲み込みづらいことがある
固さ目安 ごはん 全がゆ
たまご スクランブルエッグ
肉じゃが 具材小さめでしっかり煮込んでやわらかい肉じゃが

>「舌でつぶせる」介護食・流動食のおすすめこちら

なぜ自分に合った食べ物の固さが大切なのか?

食事の固さが合わないと、食事中にむせることが多くなり、「誤嚥性肺炎」のリスクが上ってしまいます。

あまり知られていませんが、65歳以上の死因第4位は肺炎です。そしてその内の半分が誤嚥性肺炎で亡くなっています。70歳以上になると更に増え、肺炎の70%以上が誤嚥性肺炎です。80代になると死因第3位に肺炎が入り、8割が誤嚥性肺炎です。

誤嚥性肺炎は発症してから2年以内の死亡率が50%以上。これは進行性のがんと同じくらい死亡率が高いです。健康で過ごすために自分に合った食事の固さを知り、すこしずつ食事を見直していきましょう。

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動画で見る「さつまいもと豆のきんとん」の特徴

現在動画準備中

動画では実際にキユーピーの「さつまいもと豆のきんとん」を食べて特徴を説明しています。
画像では分からない介護食のサイズ感、実際の料理の雰囲気が分かるのでおすすめです。

このチャンネルでは本当に美味しい介護食を実際に食べて探しています。市販の介護食をすべて食べ、美味しい介護食を探す予定です。
その他シニア向けのお弁当サービスなどもレビューしていきます。

是非、チャンネル登録よろしくお願いします。

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舌でつぶせる「さつまいもと豆のきんとん」の商品概要

基本情報

商品名さつまいもと豆のきんとん
メーカーキユーピー
UDF区分舌でつぶせる
学会分類
容量80g
価格(税込)173円
形状レトルトパウチ
調理方法湯せん・電子レンジ

調理方法はお皿に移しての電子レンジがオススメです。湯せんの場合、非常に熱く火傷する恐れがあります。熱くなってからの封を切るのは危ないので注意してください。

原材料名

さつまいも(国産)、砂糖、ガルバンゾー(ひよこまめ)、ごま、しょうゆ、米発酵調味料/
増粘剤(加工でん粉)、卵殻カルシウム、(一部に卵・小麦・ごま・大豆を含む)
「/」 以降が食品添加物になります

栄養素

エネルギー:
72Kcal
たんぱく質:
1.0g
脂質:
0.8g
炭水化物:
15.9g
食物繊維:
1.3g
食塩相当:
0.2g
ナトリウム:
83mg
カリウム:
128mg
カルシウム:
97mg
リン:
24mg
鉄:
0.2mg
水分:
61.5g
灰分:
0.7g
賞味期限:
25か月

アレルギー

小麦ごま大豆

「さつまいもと豆のきんとん」の特徴

見た目と香り

甘いさつまいもの香り。豆のかおりもほんのりするが、香りのイメージは栗金時などの甘いお菓子のイメージ。サツマイモの甘さと豆の香りがデザートの様な甘みを生み出している。美味しそうな香り。

見た目は黄色いペーストで、少し白い豆が入っている。そこまで固くないペーストでゆるめな感じになっている。

1食で補える栄養素の割合

1日に必要な栄養素に対しての摂取栄養率
例100%MAX
100%
エネルギー
5.14%
たんぱく質
1.89%
脂質
2.22%
炭水化物
7.72%
食物繊維
7.65%
ナトリウム
1.28%
カリウム
4.92%
カルシウム
16.17%
リン
3.00%
3.33%

※ 日本人の食事摂取基準(2020 年版)から栄養素を算出
※ 75歳の女性 身体活動レベルⅠを適用。自宅にいてほとんど外出しない者、高齢者施設で自立に近い状態で過ごしている方が基準
※ 同じ年代の男性の場合、推奨摂取栄養素が少し増えます
※ 介護を受けている人によっては摂取基準量よりも下回ることもあるので目安値として参考にしてください

※ 詳細はこちらのページをご確認ください

「さつまいもと豆のきんとん」の評価とレビュー

  • おすすめ度
    3.38
  • 美味しさ
    3.5
  • 価格
    4
  • 3
  • 栄養素
    3

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美味しさ:3.5点

しっかりサツマイモの甘みが出ていて美味しい。
ペースト状の中にはごまが練りこまれていて、甘みだけでは少し食べ進めるのが難しそうなところ、ゴマの風味と旨味がいいバランスを保っている。甘すぎず、まとまりをゴマが作っている。スゴイ。また、豆も形を残していて、さつまいも、豆、ごまの旨味が合わせさってまとまりがいい
ご飯の一品だと合わないと思っていたがそんなことはない。
非常に食べやすいのでおすすめできる。甘いおかずが好きな人は1品として用意していおくと喜ばれるかもしれない。
主食(ごはん系)、ご飯にあうおかず、プラス、これがあれば本当に満足できるご飯になる。

価格:4.0点

80gで173円(税込み)
他社の同じカテゴリだと量は多いが価格が200円を超えてくることが多い。
173円、しかも税込みなのはかなり安い印象を受ける。具材はさつまいも、豆、ごま。ペースト状になっているので手間暇かかっているので、こういうペースト食は安く手に入るのは非常に嬉しいこと。

量:3.0点

多くもなく少なくもない量。
食欲がある人は、これ一つがおかずだと少ないかもしれない。これにもう一品おかずがあれば食欲がある人でも満足が行くと思う。
ペーストで甘みがあるので少し喉の水分をとってしまうが、ふんわりしたペーストでおなかに溜まりやすい。
また、ふんわりさつまいもの中に柔らかい豆も入っていて、その食感が食べている楽しみを増やしてくれる。
甘めのおかずでフワフワペーストなのが満足感を高めてくれる。

栄養素:3.0

推奨摂取栄養素の内、飽和脂肪酸を抜かした10種類摂取可能(31種類中)
特にカルシウムは一日に必要な15.33%摂取可能。
この「舌でつぶせる」区分の他の介護食と比べるとカルシウム15%の商品は多く、他の栄養素は少なめ。
食物繊維、カリウムなどもう少し摂取量が多いと年を重ねた時に栄養面では安心できるでしょう。

おすすめ度とまとめ

おすすめ度:3.38点

最終的なおすすめ度は3.38点という結果になりました。
3点以上3.5点未満なので、満足度は低くはないという介護食になります。
この点数は味、価格、量、栄養素のバランスが平均的で突出する項目はないのが特徴です。しかし、食べる人を選ぶので購入してもいいと思います。

まず味ですが甘いおかずが好きな人にはオススメできます。
さつまいもとごまの風味がしょっぱいおかずを締めてくれる役割をしてくれます。さつまいもの甘みがしっかりあり、旨味が凝縮されている味です。味は美味しいです。

価格も抑えられていますし、栄養素も平均的。ふわふわペーストで甘みが強いので食べた後の満足感も高いです。突出したものはありませんが、どのカテゴリも非常にレベルの高い商品に仕上がっています。

買っても満足度が高い人の方が多いでしょう。介護食を探している人に参考になれば幸いです。

「さつまいもと豆のきんとん」はどこで購入できる?

キユーピーの介護食は全国のスーパー、ドラッグストアで販売されています。私はクリエイトSDで購入しましたが、全店で導入されている訳ではなないので注意してください。

店舗で購入する場合、1つずつ気になる商品を変えたり、セールで安くなっていたりするのがメリットです。ネットは近くの店舗で購入できない場合などは非常にベンリです。またネットの方が価格が安い場合が多いです。そのため、購入はネットをおすすめしています。

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  • この記事を書いた人

insiru

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