「耳が聞こえづらい」その原因と対処方法を紹介 それ難聴かもしれませんよ?

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「耳が聞こえづらい」原因はいくつかあります。重症なものだと病気に耳の聞こえが起きていたり、聴力レベルが落ちている難聴だったりと原因は様々です。今回は「耳が聞こえづらい」原因とその対処法を紹介していきます。

耳が聞こえづらい原因と対処法

耳が聞こえづらい原因をそれぞれ見ていきましょう。様々な原因が考えられますが大きく分けると、難聴、老化、ストレスに分類されます。

耳が聞こえづらい原因1:突発性難聴

人間は年を取っていくと音を聞く細胞が死滅していくため聞こえる音が少なくなっていきます。病気で特に気を付けたいのが突発性難聴です。ある日突然、片耳に難聴の症状が出て、めまいを引き起こすこともあります。

突発性難聴は症状が出始めたら1週間以内に病院を受診することをオススメします。神経変性は一度起きると元に戻りませんので、遅くても2週間以内には病院に行くようにしましょう。

突発性難聴の対処法はとにかく早く病院へ行く

突発性難聴は放っておくと片耳の聴力が二度と戻らないと言われています。「昨日までは普通に聞こえていたけどある日突然聞こえ辛くなった・・・」という方は要注意です。とにかく早く耳鼻科に行くことをオススメします。

なぜ耳が聞こえづらくなる突発性難聴はおこるのか?

音を感じ取って脳に伝える役割をする有毛細胞が傷つくことで突然片耳または両耳が聞こえなくなります。有毛細胞が傷つく原因として、内耳の血行不良やウイルス感染などが挙げられますが詳しいことははっきりしていません。

ストレス、過労、睡眠不足などがあると起こりやすく、複数の原因が組み合わさって起こるとも考えられています。糖尿病の影響があるという説もある

耳が聞こえづらい原因2:慢性中耳炎や真珠種性中耳炎

突発性難聴の他にも疑うべき病気はあります。慢性中耳炎は手術などをして治す方法しかありません。病院によっては局所麻酔により日帰り手術で治すケースもあります。

中耳炎は耳の違和感がある

ズキズキと耳が痛む症状があると中耳炎の可能があります。聞こえづらいという違和感だけではなく、痛みや平衡感覚が少しおかしい場合は早めに病院を受診することをオススメします。

耳が聞こえづらい原因3:加齢性難聴(老化)

下のグラフは加齢による耳の聞こえを表したものです。年齢が上がるにつれて音が聞こえづらくなっていくのが分かります。一般的に60代の多くの人は軽度難聴になっているケースが多いです。

加齢による聞こえづらさのグラフ
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会より

加齢とともに、内耳の感覚細胞は徐々にその数を減らしていきます。聞こえをつかさどる細胞が少なくなっていくことで起こる聞こえづらさが老人性難聴(加齢性難聴)です。

まず高音域がきこえづらくなり、その後中音域、低音域も同様にきこえづらくなるのが特徴です。日常生活で気づくことは難しい一方で、定期的な聴力検査により早期に発見することができます。難聴の他、高音の耳鳴りが両耳に起こることがあります 。

加齢性難聴は放っておくと難聴が進行する

加齢性難聴の場合は放っておくと耳の聞こえがどんどん悪くなっていきます。補聴器や集音器など聞こえをサポートする機械が出ていますので検討してみるといいでしょう。

補聴器は高いものだと両耳で100万円。平均20~30万円と言われています。最近は安くてもいい製品が出てきているので家電量販や補聴器店(メガネ店)を訪れてみるといいでしょう。

耳が聞こえづらい原因4:ストレスや疲労

ストレスと疲労は耳と関係がある

耳の聞こえづらさはストレスや疲労が原因で起こることがあります。ストレスと疲労は難聴や耳鳴りなど耳の病気と関係があることが分かっています。突発性難聴もストレスや疲労が原因で起こるとも言われています。

睡眠と血流をよくするように努めよう

ストレスを完全になくすことは出来ませんが、睡眠は聞こえづらさを改善してくれる一番簡単な方法です。睡眠不足により聴覚障害を睡眠は改善してくれます。

また、ストレスや疲労により自律神経が乱れることで聞こえづらさが起きているケースもありますので、軽い運動を心掛けるようにしましょう。

筋肉の緊張がほぐれ、自律神経が正常に働くことで聞こえづらさが改善するかもしれません。

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耳が聞こえづらい原因5:耳垢がたまっている

意外と多いのが「耳垢が溜まっている」ことによる耳が聞こえづらくなっているケースです。補聴器、集音器を購入して全然聞こえないという方が病院に行って調べたところ、耳垢がたまっていて聞こえていなかったというケースもあるそうです。

耳垢掃除は定期的に行った方がいいですが、素人が行うと耳の中を傷をつけて耳の病気を引き起こすことがありますので注意が必要です。

耳の掃除は竹の耳かきで

耳かきをする場合、金属やプラスチックの素材だと耳の中を傷つける恐れがあります。そこで耳掃除をする場合は竹の耳かきをオススメします。竹の耳かきは柔らかくよくしなるので耳を傷つけづらいです。しかし、耳掃除をする場合は頻度と力加減には気を付けましょう。

耳が聞こえづらい原因6:テレビや音楽を大きな音で聞いている

テレビや音楽を大きな音で聞くことで若い人でも難聴になっているケースがあります。ヘッドフォンやイヤホンによる長時間の音楽は難聴の原因と言われていて、その数は年々増えてきています。

WHO(世界保健機関)は80dBで1週間当たり40時間以上、98dBで1週間当たり75分以上聞き続けると、難聴の危険があるとしています。

自分の周りの音を見直そう

テレビの音を少し下げるやヘッドフォンやイヤホンでの音楽を控えることが対処法になります。特に最近はテレビの音を上げなくても聞こえやすくなるスピーカーなどが出ているので選択肢に入れてみるといいでしょう。

その聞こえづらさ、実は「難聴」かもしれません

実はその聞こえづらさは難聴かも?

聞こえづらさの原因と対処法をみてきました。実はあなたが抱えている聞こえづらさは難聴が原因で起きている可能性があります。耳の聞こえづらさは目の見づらさと比べて関心が少ない傾向にあります。耳の聞こえづらさを放っておくと最悪音が聞こえなくなることもあるので注意が必要です。気になる方は是非、耳鼻科の受診をオススメします。

 

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  • この記事を書いた人

insiru

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