「親の介護」と「自分の仕事」の両立する方法は無理をしないこと!便利なサービスを使うのがコツ

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人生100年時代と言われ、世界的にも長寿化してい日本。日本の平均寿命は女性で87.5歳、男性で81.64歳と言われています。

健康で長生きして介護が必要がなければ何も問題にはなりませんが、長生きをすることで親の介護が必要になってくるケースは非常に多いです。

親の介護をするのは非常に胆力と資金が必要になってきて、自分の仕事を辞めて介護を続けるのか判断しないといけない人もいます。

そこで今回は「親の介護と自分の仕事の両立」方法を詳しく追っていこうと思います。

オトナキカクとしては「仕事を続けながら親の介護をしたほうがいい」と考えています。

親の介護にはお金がかかる

公益財団法人生命文化保険センターが平成30年に実施した「生活保険に関する全国実態調査」では毎月の介護にかかる費用平均は7万8000円。在宅介護の費用平均は4万6000円。施設介護の費用平均は11万8000円という調査結果をだしています。

ここで注意したいのはあくまでも平均という点です。どういう介護をするかで費用感は変わってきます。

親の介護レベルにもよりますが、介護レベルが低い方が費用は安く、そして介護レベルが高い方が介護費用は高くなります。

介護レベルが上がると費用があがる

これはどうしょもないことだが、介護レベルが上がれば介護費用は上がります。

公的介護保険の利用経験なしの人でも4.4万円。公的介護保険利用の人の平均は8万円。

要介護5まで行くと平均で10万を越えていきます。

介護レベルの指標

「要支援1~2」「要介護1~5」という要介護度は、心身の状態に応じて7段階に分けられています。

要支援1は生活の一部に周りのサポートが必要なレベル。要介護5はほぼ寝たきり状態を指しています。

要支援1

■居室の掃除や身のまわりの世話の一部に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とすることがある。
■排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。

要支援2

■身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
■歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
■排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。

要介護1

■身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
■歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とすることがある。
■排泄や食事はほとんど自分ひとりでできる。
■混乱や理解低下がみられることがある。

要介護2

■身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話の全般に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とする。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作に何らかの支えを必要とする。
■歩行や両足での立位保持などの移動の動作に何らかの支えを必要とする。
■排泄や食事に何らかの介助(見守りや手助け)を必要とするこがある。
■混乱や理解低下がみられることがある。

要介護3

■身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話が自分ひとりでできない。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作が自分ひとりでできない。
■歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分でできないことがある。
■排泄が自分ひとりでできない。
■いくつかの不安行動や全般的な理解の低下がみられることがある。

要介護4

■身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話がほとんどできない。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作がほとんどできない。
■歩行や両足での立位保持などの移動の動作が自分ひとりではできない。
■排泄がほとんどできない。
■多くの不安行動や全般的な理解の低下がみられることがある。

要介護5

■身だしなみや居室の掃除などの身のまわりの世話ができない。
■立ち上がりや片足での立位保持などの複雑な動作ができない。
■歩行や両足での立位保持などの移動の動作ができない。
■排泄や食事ができない。
■多くの不安行動や全般的な理解の低下がみられることがある。

仕事をしながら介護をしたほうが選択肢が増える

肉体的にはきつくなるかもしれませんが、仕事をしながら介護をしたほうが選択肢が増えるのでオススメしています。

先ほども書きましたが介護にはお金がかかります。どんな介護になるかで費用は変わりますが、施設に入れた場合、膨大な費用がかかると思っていた方がいいでしょう。

仕事を続け、介護をすることで介護に使える費用は増えますし、介護の質を上げることができます。

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仕事を続けることで介護施設の選択肢が広がる

介護施設に入れる介護の場合、いい介護施設の方がサービスや施設の質が上がると考えていいでしょう。

また個人部屋か複数人の部屋かで金額も変わります。やはりいい介護福祉施設は費用も高いですが人気もあり、入居まで数年待ちという所も多くあります。

安い施設、高い施設を見ると高い施設に入ってほしくなる

不動産と同じですが、高い部屋と安い部屋を見るとどうしても高い部屋に入りたくなります。

安い施設を見ると「自分を生んで大切に育ててくれた両親」をこういう所に居れていいものなのだろうか…と考えてしまう人も少なくありません。

やはり、金額が高い施設の方が部屋の質、スタッフの余裕など高いなりの理由があるのが事実です。

介護レベルが上がると、自宅では見られない

私の経験上、要介護1くらいまでなら自宅でも見られます。しかし、本人の努力と忍耐力が必要にはなってきます。

介護レベルとどういう介護をするのか(在宅なのか介護施設にいれるのか、そもそも介護サービスを使わないのか)によって費用は大きく変わります。

介護する側も介護される側も両方負担が大きくなるため、お金は持っておいて損はありません。ですので仕事を続けながら介護を続けた方が選択肢が広がってメリットが多いのです。

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親の介護費に少しでも回せる金額を

最近は介護サービスが充実してきています。先ほど紹介したクラウドケアも現役の介護士や現役を引退したベテランを1時間からお願い出来ます。

介護レベルが高くても短い時間で介護サービスを受けることができる世の中になってきました。

働くことを続けながら、最低限のお金をかけることで親の介護をお願い出来るサービスが生まれてきています

介護は無理をしないこと

介護で大切なのは無理をしないことです。私の両親も祖父の介護の時は週に3日~4日、車で片道1時間半の道のりを通っていました。

仕事をしながら、家のことをしながらで本当に大変だったと感じていました。

介護する側が精神的にきつくなる場面が多いので、なるべく肉体的には無理をしないようにすることが介護をうまく続ける方法だと感じます。

仕事を続けていけばある程度のお金は毎月入ってきます。

そういう状況があれば介護する側の無理が減り、高い介護サービスを受けることが出来ます。

介護する側が長く続けられるよう、便利なサービスを使いうまくやっていきましょう。

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  • この記事を書いた人

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